第9章 幼馴染からの脱出 9
そんなれなの横にしゃがみ、うずくまってるれなの肩に手を添える涼介。
涼介「ごめん。尋問みたいな事言って。。。」
涼介「れな、こっち向いて!」
れな「りょーすけ。。。」
顔を上げたれなの唇に、今度は涼介のキスが降ってきた。
れな「んーー!!」
涼介を押しのけるれな。
れな「っちょっと!あんだけ文句言っといて何で?!」
涼介「知念は良くて、俺とはダメなわけ?」
れな「そーゆー事じゃなくて!好きでもないやつとキスするのおかしいって言ったの涼介だよ?!」
涼介「違う!好きでもないやつとのキスが気持ちいいの?って言ったの!」
れな「そんなに違わないでしょ!!要は、何でキスしたかって事!ファーストキスも奪ったし、これで二回目だよ?」
涼介「二回目じゃないし。。。今のは、上書き!」
れな「は?意味がわからないよ!」
涼介「知念のが最新データなんて黙ってられるか!」
れな「だぁかぁらぁ!わかるように説明しなさい!」
涼介「この鈍感女!れなが好きだからに決まってるだろ!!」
れな「えっと。。。私も涼介が好きだけど?!」
涼介「んー、れなのはライクだと思うけど、俺のはラブなんだけど。。。合ってる?!自分で言っててむなしいわ。。。」
れな「なるほど!そーゆー意味ね!」
涼介「何納得してんだよ!で、どーなの?」
れな「合ってる、合ってる!」
涼介「明るく言うな!ったく、わかっちゃいたけど調子狂うなぁ、もう一回言うけどさ。。。」
涼介「俺はれなを愛してる!初めて会った時から一目惚れだった。」
れな「涼介、ありがとう。。。嬉しいけど、でも私どうしたらいいの?知ってるでしょ?!」
涼介「あぁ。れなが鈍感だからね、変化球止めて、これからは直球勝負に出る事にした!」
れな「何それ?」
涼介「こーゆー事!」