第9章 幼馴染からの脱出 9
宿舎へと入っていったれなは、バーベキューをしている庭とは反対側の二階のテラスにいた。。。
知念「れなちゃん、来てくれてありがとう!」
れな「侑李君どうしたの?」
知念「ごめんね、わざわざ呼び出して。でも、ここから星が凄く綺麗に見えるから、れなちゃんに見せたくて!」
れな「ホントだぁ!地元の空よりも星がいっぱいあるね!」
テラスの柵に手をかけながら、視界一面の黒いキャンバスにキラキラと光る大小の星たちが煌めいているのに感動するれな。
れな「凄く綺麗〜!!!」
知念「れなちゃん。。。」
れな「なぁに?」
知念の方へ顔を向けたれなの視界から星が消えた。。。
れな「んっ?!」
振り向いたれなの唇に知念がキスをしたのだった。。。
どのくらい経ったのかれなにはわからなかったが、しばらくして知念の唇がれなの唇から離れた。
知念「僕、れなちゃんの事好きになっちゃった!」
れな「あ、あの。。。私。。。」
知念「知ってる!!れなちゃんはまだ二次元が好きだけど、絶対僕の事を好きになると思うから覚悟しててね!この前言った事は冗談じゃないから。」
れな「侑李君。。。」
知念「もっと僕の事知ってほしいし、僕にもれなちゃんの事もっと教えてほしいな。。。それじゃ、また飲み会で!」
そう言うと、知念はバーベキュー会場へ戻っていった。