第9章 幼馴染からの脱出 9
バスでは合宿のスケジュール等の説明やクイズをしたりと和気藹々とした雰囲気の中、やっと宿舎へ到着した。
宿舎は完全貸切だ。
幹事「それでは、ここからは両サークル別れます。ジャズサーの方はこちらへ集まって下さーーい!!バスの中で配ったレジュメで部屋割を確認して各自部屋の方へ荷物を置いて、持参した昼食をとって下さい。在校生は○○時に大会議室で演奏準備をお願いします。新入生は○○時に大会議室へ集まって下さい!!」
美稀「れなと同じ部屋で良かった〜!でも、鈴木さんも一緒だったね。。。やっぱり、自然とバレるまではこっちから涼介さんとの関係言わない方がいいんだよね?!」
れな「うん、お願い。聞かれてないのにわざわざ言いたくないっていうか、何か気を使っちゃうっていうか。。。」
美稀「まぁ、気持ちわかるけどね。」
れな「えーと、本館の『紅葉』はこっちだね!」
美稀「ロックサーは別館かぁ。次会うのは夕方のバーベキューになっちゃうね。」
れな「そうだね。寂しい?」
美稀「まーね(笑)着いた!紅葉ってここだね。」
客室の中へ入ってみると、洗面所付きのゆったりした和室だった。
れな「綺麗で良かった。荷物ここでいいかな。。。」
鈴木「あなたたちとも一緒になる事が多いわね。合宿中よろしくね!」
れな・美稀「よろしくお願いします!」
他にも同室の先輩も続いて入ってきて、4人で昼食をとり、先輩2人は演奏準備のため早めに部屋を出た。