第5章 幼馴染からの脱出 5
れながヤキモキしていると、添乗員のアナウンスが入り、離陸するとの事だった。
ドバイに到着すると、二人は脱兎の如く飛行機を降り、乗り継ぎ便のゲートまで急ごうとしていた。。。
すると。。。
正面から、スタッフらしい男性が「ミスター山田!」「ミス黒澤!」と呼んでいる声が聞こえたので、近寄ってみると「ミスター山田?ミス黒澤?」と確認すると、「日本行きは明日になった」と言いながらあるチケットを二人に渡した。
何だろうと見てみると、ホテルのバウチャーだった。。。
涼介「テヘランであんだけ遅れたからなぁ。もう間に合わないって事で、エミレーツが用意してくれたって事だね。乗り継ぎ便もエミレーツで良かった。これ『ドバイ・コネクト』って言うらしいよ。でも、ラッキー!タダでドバイのホテルに泊まれるよ!」
れな「えーー!そうなの?!」
二人は予期せぬ幸運に、明け方だというのに眠気も吹っ飛びワクワクしながら、入国審査を通り、ホテル行きの集合場所に向かった。
集合場所に着くと結構人が集まっていて、リムジンバスに乗り込むと指定されたホテルまで送迎してくれた。
ホテルのカウンターでバウチャーと搭乗券を見せて宿泊の手続きを済ませてそれぞれ部屋へ入るとすごく綺麗な部屋だった。
部屋に入ると急に眠たくなってきて、二人ともそれぞれ部屋でお昼頃まで寝てしまった。。。