第4章 幼馴染からの脱出 4
美稀の家
夕食を済ませて、お菓子を摘みながらくつろいでいる間に、一人ずつ入浴タイム。
♪〜〜♪♪〜♪〜〜〜〜〜♪♪
美稀「誰かメールきてるよ〜〜??れなかな?」
と言っていたら、れながお風呂から帰ってきた!
美稀「メールきてたよ!」
れな「ありがと。」
確認してみると、先ほど会った『知念侑李』からのメールだった。。。
『こんばんは。れなちゃん、さっきは連絡先交換してくれてありがと!そういえば、卒業したらイランに行くって言ってたけど、帰ってきたら話聞かせてね!ちなみに、僕の事は侑李って呼んでほしいな。』
ふと気がつくと、れなのメール画面を全員が覗きこんでいた(笑)
美稀「誰、誰、誰ーー??」
れな「前に本屋で会って、今日も駅前のコンビニで偶然再会した人。」
美稀「知らない男子と連絡先交換したの?れなが??」
れな「私らしくないよね(笑)でも何かね、断る理由がなかったの。」
美稀「怪しい感じの人ではないんだよね?!」
れな「怪しさは感じなかったよ!私たちと同じ大学に行ってるみたいだし。」
美稀「侑李って呼んでねって事は好意があったりして(笑)でもさ、知念侑李ってどこかで聞いた事ある気がするんだけど。。。思い出せないや。」
れな「そうなの?!悪い話じゃないといいけど。。。」
美稀「そうだ!涼介さんに知ってるか聞いてみたらどう?」
れな「えーーいいよ〜、面倒な事になりそうだし。」
美稀「その面倒な事が楽しいんじゃない(笑)」
と言う美稀は置いといて、れなは知念に返信をした。
『こんばんは。侑李さん、メールありがとうございます。イランの土産話楽しみにしていてください。おやすみなさい。』
送信すると、すぐにメールがかえってきた。
『さん付けでもいいけど、敬語はなしね!!それじゃ、おやすみ〜。』
やっぱり悪い人ではないかもしれない。。。と、れなは知念の笑顔を思い浮かべた。