第2章 幼馴染からの脱出 2
続々と人が集まってきて、あっという間に客席が埋まって行く。
?「きみがれなちゃん?」
急に声を掛けられ振り向くれな。
そこには、見知らぬ男子がれなの顔を覗き込むように立っている。
れな「そうですが、えーと。。。何でしょうか??」
?「やっぱり!山田の説明分かりやすっ(笑)」
れな「涼介が何か?」
?「突然ごめんね(笑)俺は藪宏太って言って、今日山田と一緒にバンドしてたメンバーでさ、きみたちが投票用紙を持ってないかもって事で、これ頼まれたんだよね。」
そう言いながら、れなたちに投票用紙を配った。
美稀「やっぱり、涼介さんエントリーしてるんですね!」
藪「あぁ。ファンが多くてね(笑)今日もボーカルやってくれて助かったよ。」
美稀「ちなみに、涼介さんはれなの事何て説明してたんですか?!」
藪「あぁ、これ言っていいのかな〜って、ま、いっか(笑)山田のやつ、前列で一番可愛い子に渡して来てってさ!」
美稀・有岡「!!!!」