第14章 幼馴染からの脱出 14
知念「席確保してから順番で買いに行こうか」
中村「私が席とっておくから、先に行ってきていいよ」
酒井「すみません、ありがとうございます!」
れな「ありがとうございます!では、お先に」
フードコートのメニューを順番に見ながら悩むれな。
知念「れなちゃんは何にするの?」
れな「インドカレーかロコモコどちらにするか悩んでて(笑)」
知念「それじゃ、お互い注文してシェアする?」
れな「えっ?!でも。。。」
酒井「あー、黒澤さんずるーい!私も知念先輩とシェアしたいですー」
知念「君とシェアはちょっと。。。たまたまれなちゃんと食べたい物が同じでの提案だしさ」
れな「侑李君、私ロコモコの方が食べたいからロコモコにするね!侑李君は好きなの選んで。中村さん待ってるから先に行ってるね」
鈍感なれなにも感じ取れる気まずい雰囲気になったので、れなは逃げるようにロコモコスタンドへ注文へ行き、呼び出しベルを受け取って中村の元へ急いだ。
中村と交代で席を取っていたれなの元へ、近藤、酒井が戻ってくる。
酒井「お腹空いたねー。そういえば、さっき黒澤さん、知念先輩の事を名前で呼んでたけど、親しいんだね」
れな「入学前からの知り合いっていうか、そんな感じ」
近藤「黒澤さんの彼氏はどんな人?興味あるなぁ」
酒井「私も!」
れな「えっと。。。今いないの。二人はいるの?」
近藤「びっくり〜!絶対彼氏いそー!誰か好きな人がいるとか?私たちは知念先輩一筋だから」
れな「いや、特にいないけど」
酒井「気になる人も?それじゃ、黒澤さんの好きなタイプってどんな人?」
れな「好きなタイプ?んー、今は黄瀬君や赤司君とかかな」
酒井「誰?うちの大学の人?」
れな「同じ大学じゃなくて、海常高校と洛山高校でバスケしてる人だよ」
酒井「高校生なのね。。。」