第14章 幼馴染からの脱出　１４

藪「んじゃ、皆チケットも買ったことだし、プールに行きますか！」


美稀「あのー、はじめましての人もいるので、手始めに持ってきたビーチボールで遊びませんか？」


近藤「いいですねー！やりましょ！」


八乙女「俺得意なんだよね〜！」


酒井「そうなんですか！知念先輩も球技得意そう〜！！」


知念「これ球技っていうの？笑」


酒井「も〜、知念先輩は運動神経いいからって意味ですよぉ！」


さりげなく知念にボディタッチをしながら歩いていく酒井。



その後ろをれなと有岡が歩いている。

有岡「もしかしてあの子さ、知念先輩のこと好きなんじゃない？」


有岡が小声でれなに耳打ちしてくる。


れな「すごーい！有岡君何でわかるの？美稀情報によるとそうらしいよ」


有岡「いや、あれじゃ誰だって気づくよ（笑）」


れな「あれって？」


有岡「黒澤、まじで言ってる？好き好きオーラ出まくりじゃん！」


れな「えー、私には見えないよ。有岡君ってオーラ見えるの？」


有岡「ごめん、今の忘れて（笑）」


れな「ちょっと、笑いこらえてるでしょ〜」


有岡「だってさ（笑）黒澤にはかなわないなぁと思って」


れな「もー何それ（笑）」


こちらもさりげなくイチャついているように見えている二人。



その二人の後ろには、涼介、中島、鈴木、最後尾にはシックスセンスのメンバー四人。
ボーカルの中村典子、ギターの津留太郎、ベースの三浦夏樹、ドラムの岡太一が続いていた。