第14章 幼馴染からの脱出 14
更衣室の外に出ると、男子は全員揃って待っていた。
有岡「うわぁ~!皆レベル高いっすね~!」
八乙女・中島「だな!」
鈴木「もう!いやらしい目で見ないでくれる?笑」
藪「ね、スライダーとかやりたい人は隣の窓口で乗り放題チケット買ってきて。男どもは皆待ってる間に買ってきたからさ」
美稀・近藤・酒井「はーい!」
他の女子も窓口に並びに行ったが、れなだけは並びに行かなかった。
藪「あれ?れなちゃんはいいの?」
れな「えっと、私そういうの苦手で。。。」
知念「れなちゃん、僕と一緒に乗らない?浮き輪に乗るものだったら、二人乗りもできるよ!」
有岡「それなら、俺とも一緒に乗ってよ!」
れな「ん、どうしよ。。。かな」
二人に誘われて困っていると。。。
美稀「れな!ちょっとこっちきて!」
一番にチケットを買ってきた美稀が、皆から少し離れた所にれなを呼び寄せた。
れな「どうしたの?」
美稀「ちょっと何やってるのー!男子と一緒に乗るんだったら怖くないよ。嬉しいお誘いなんだから、とりあえずチケット買っておきなよ。涼介さんとも乗ったらいいじゃん!何か二人気まずそうな雰囲気出してるし。さっきのだって、普段なら真っ先に涼介さんが俺と乗るって言い出しそうな場面なのに我関せずでさ」
れな「さぁ、私に感心がなくなったとか?!」
美稀「そんなの二、三日でなくなるわけないでしょ!涼介さんなりに何か考えがあるのかもしれないけどね。れなは、知念先輩とだけイチャイチャしないで、藪先輩以外の男子とまんべんなくね(笑)」
れな「イチャイチャって。。。頑張ります」
美稀「まぁ、あの二人がいるから出来ないと思うけど(笑)じゃ、チケット買いに行こ!」
れな「はーい」