第12章 幼馴染からの脱出 12
しばらく渋滞していたが、やっとれなの自宅に到着した。
れな「侑李君今日はありがとう。凄く楽しかったし、助かりました!ご家族にも会えて良かったよ」
知念「僕も一緒に花火観れて嬉しかった!れなちゃん、今度は無理しないでね」
れな「そうする!侑李君、気をつけて帰ってね、また大学っえっ?!」
そう言い、ドアを開けて車を降りようとするれなの右腕を掴み、自分の方へと引き寄せ抱きしめる知念。
れな「ゆーり君?!」
知念「やっぱり、僕も男みたい。。。急にれなちゃんを抱きしめたくなっちゃった」
れな「ゆーり君。。。」
知念「もう少しだけ。もしイヤだったら押しのけてくれていいから。」
れな「ううん、イヤじゃないよ」
知念「ありがとう」
?「何やってんだよ!」
突然、不機嫌な声が降ってきて、振り向くとドアに寄りかかりながら中を覗いている涼介がいた。
れな「涼介!!」
涼介「怪しい車が止まってると思って見に来たら、家の前で何やってんの?近所の噂になるから早く家入れよ!知念、れなを送ってくれてありがとな。気ぃつけて帰れよ!」
れな「侑李君、それじゃ、またね」
知念「うん!おやすみ」
知念の車を見送り、家へと入るれなと涼介。
涼介「ちょっと話がある」
そう言って、2階のれなの部屋へと向かう涼介。
れな「話って何よ。。。」
すでに祖母が1階で寝てるため、仕方なく涼介について自分の部屋へ行くれな。