第12章 幼馴染からの脱出 12
知念姉「れなさんは侑李と何繋がりなの?!」
れな「えーと、侑李君とはサークル繋がりですね。でも、初めて会ったのは私が高校生の時で、その後も街中で再会して、私が入る大学の先輩だと知りました」
知念姉「もしかして、イランの子?!」
れな「はい。大学入学前にイランへ行きました」
知念姉「あなたが例の!へぇ〜!」
れな「あのぉ、例のというのは?!」
知念姉「あはは!いやね、前に侑李が高校生でイランに行く子と本屋で会ったって話してた事があってね」
れな「それ、初めて会った時です。まだ半年しか経ってないのに、何か懐かしいです(笑)」
知念姉「そっかぁ、やっと会えて嬉しいわ!女の子の話なんてほとんどしない侑李が、本屋で会っただけの女の子の話を私にしたから凄く覚えてるのよ」
れな「普通はあまり話さないものじゃないですか?!私の幼馴染みもほとんど女の子の話した事ないですし、私も男の子の話をほとんどしないです」
知念姉「えー!!そうなの?!私はてっきり女の子に興味がないのかと思って心配してたのに(笑)」
れな「私なんて、現実よりも二次元の男の子の方がどちらかというと(笑)」
知念姉「えー!!そんなに可愛いのにもったいない!!だってモテるでしょ?!」
れな「モテる?と聞かれる事は多いですが、実際に声をかけてくる男の子はほとんどいないのでよく分からないです。私の幼馴染みで、春から夏にかけて20人に告白された強者はいますけど」
知念姉「20人は凄いね!今は草食系男子が多くて、肉食系女子が増えてるから仕方ないかもね(笑)それはそうと、侑李の恋バナ知ってたら侑李に内緒で教えてほしいなぁ」
れな「それは。。。よく分からないです」
知念姉「残念〜。サークル繋がりって言ってたけど、ロックサークルなの?!」
れな「いえ、ジャズの方です。ロックとジャズは仲が良くて交流が多いので、合宿も合同なんです。お姉さんは侑李君のバンドは観た事ありますか?」
知念姉「実はまだ。タイミングが中々悪くてね」
れな「バンド凄くかっこいいので是非観てみて下さい!侑李君凄く人気がありますよ!」
知念姉「あの侑李がね〜(笑)」