第12章 幼馴染からの脱出 12
観念して知念に足を見せるれな
知念「れなちゃん!何でこうなるまで何も言わなかったの?!皮がむけてるじゃん!!」
れな「ごめんなさい。。。駅までは頑張れるかなと思って。侑李君に迷惑かけたくなかったから。。。」
知念「僕には頼れない?!」
れな「そういう訳じゃないの。私肌弱くて、昔から下駄やビーサンみたいに指で挟むもの履くと摩擦で痛くなりやすいんだけど、それならどうして下駄なんか履いてきたのかって思われたくなくて。。。」
知念「僕の為に履いてきてくれたんでしょ?どうでもいい男とだったら、花火大会に行くのにわざわざ浴衣なんて着てこないと思うし」
れな「どうでもいい男となんて思ってないよ!侑李君は大切な友達だよ?!」
すかさず知念が何か言おうと口を開こうとした時、玄関からリビングへ向かいながら話す声が響いてきた。
?「ただいまー!玄関にある下駄って誰の〜?って、お客さん?!」
れな「初めまして、侑李君の大学の後輩の黒澤れなです。お邪魔してます」
知念姉「初めまして、侑李の姉です。えーと。。。侑李の彼女さん?」
知念「違うよ。友達」
知念姉「でも、一緒に花火大会行ったんでしょ?」
知念「そうだよ。怪我したから、手当てしに寄っただけだから」
知念姉「何か訳あり?!」
知念「別に訳ありじゃないし。れなちゃん、染みるけど我慢してね」
少し遠慮しがちに傷に消毒薬を垂らす知念。
れな「っつ!!」
知念「痛い?!」
れな「んー、大丈夫。。。」
知念「キズ薬も塗ったし、一応これで大丈夫だと思う」
れな「侑李君ありがとう。結局迷惑かけちゃったね。。。」
知念「そんなことないから!僕ちょっと着替えてくるから、少し待っててね」
そう言って、リビングを出て2階へと上がっていった。