第2章 幼馴染からの脱出 2
演奏も終盤になってきた頃、ようやく我に帰ったれなは、外での自分の知らない涼介の姿に少し寂しさを感じた。
そんなこんなで、演奏も終わって、観客の名残惜しい雰囲気の中バンドメンバーたちはステージを降りて行った。
終始、キャーキャー言ってた美稀が振り返り、尋問タイムがやってきた!!
美稀「まさか、彼氏じゃないわよね?!」
有岡「違うよ!黒澤の幼馴染!」
美稀「なんで有岡君が知ってるのよ!」
有岡「この前会ったから」
美稀「何で今まで黙ってたの!あんな超絶イケメンが幼馴染だったなんて!」
れな「いや〜、家族みたいなのをあえて言わないっしょ。。。」
美稀「いや!あれは言わなきゃダメでしょ!」
「俺の事?!」
美稀「キャっ!!」
突然、さっきまでキャーキャー言ってたボーカルが目の前に現れたので、びっくりした美稀はとっさに有岡の後ろに隠れてしまった(笑)