第12章 幼馴染からの脱出 12
知念「ここがバイト先ね。準備はいい?!」
れな「大丈夫!」
知念「じゃ、入るよ」
そう言って、カフェのドアを開けて店内へと入って行き、店員と何やら話をしたかと思うと奥のドアを開けて中へと入る。
知念「店長、お待たせ!バイト希望の女の子連れてきたよ!」
店長「この子が話してた女の子ね。凄く可愛いじゃない?!いい人材紹介してもらえて嬉しいわ。」
れな「黒澤れなと申します。接客は初めてですが、よろしくお願い致します。これ、履歴書です!」
店長「あら、意外とここから近いのね、自宅。ここまでは徒歩で通うのかしら?」
れな「はい。そのつもりです」
店長「そう!交通費の支給がなくて助かるわ〜。それじゃ、明日からお願いね!」
れな「はい。ありがとうございます!」
知念「良かったね〜れなちゃん!」
れな「侑李君、ありがとう!」
店長「ところで、二人は付き合ってるのかしら?」
れな「いいえ、友人です」
店長「それなら安心したわ。こんなに美人なられなちゃんのお客様が凄く増えるから、ヤキモチ焼いちゃうかもしれないしね(笑)」
知念「あはは。。。」
店長「でも、安心してね。ここはメイド喫茶とは違うし、セクハラも禁止だから。普通のカフェに可愛い女の子がいるってオプションが付いてるだけで、接客は普通にしてもらえれば大丈夫よ!バイトをまとめているチーフに紹介するから付いてきて」
店内へ向かい、レジにいる店員の方に近づくと、れなを紹介し始める店長。
店長「この子が明日からバイトに入るれなちゃん。このチーフに色々教えてもらって。それじゃ明日からよろしくお願いね」
れな「はじめまして。黒澤れなと申します。接客は初めてでご迷惑をお掛けするかもしれませんが、色々と教えて下さい、よろしくお願いします!」
チーフ「こちらこそよろしくね!」