第11章 幼馴染からの脱出 11
美味しいアップルパイを食べて満足したれなと涼介はカフェを後にして電車に乗り、涼介がいつも買いに行くメンズ服が豊富なデパートへ向かった。
れな「あっ、このマネキンが着てる服カッコいい〜」
涼介「どれ?!あー、いーかもね。試着してみるよ」
早速、店員を呼んで試着室へと向かう涼介。
れな「着たら見せてね〜」
涼介「どう?!」
試着室のカーテンを開けて涼介が出てくる。
れな「あ、いいじゃん!似合う、似合う!」
涼介「これいいよね!ちょっと変わったデザインだし」
店員「凄くお似合いですね!ここをこうするとまた違ったデザインになるんですよ〜」
涼介「あ、いいっすね。これ買います!」
また試着室へ戻り、着替える涼介を待っているれなと店員。
店員「カッコいい彼氏さんですね」
と、れなに向かって言ってくる。
れな「彼氏じゃなくて、ただの幼馴染みです」
店員「え~、カップルじゃなかったんですか?!これまた美男美女の幼馴染みですね〜、うらやましい!」
れな「いや、いや、そんなことないですよ」
そんなやり取りを聞いていた涼介の試着室から出てきた顔が、心なしかニヤけていたのは言うまでもない(笑)
店員「ありがとうございましたー!」
れな「カッコいいの買えて良かったね」
涼介「サンキュ!あと、これからTシャツ沢山着るから2、3枚ほしいな」
他のショップも歩きながら見ていると、カッコいいデザインのTシャツを置いているショップがあったので立ち寄る2人。
れな「これとこれ、良いんじゃない?!」
涼介「そーだね。サイズもあるし、これ買ってくる」
れな「即決だね(笑)でも、これ良いと思うよ!」
店員「ありがとうございましたー!」
涼介「よし!目的のものは買えたから、そろそろクルージングの船乗り場へ向かおう!」
れな「はーい!ディナークルーズ初めてだから楽しみ〜!」