第9章 幼馴染からの脱出 9
岡本「もうれなちゃんって呼んでるけど、いいかな?あとさ、ライン交換しない?」
れな「いいですよ」
岡本「良かった!!あと、俺らのライブも良かったら観に来てくれると嬉しいな!」
れな「はい」
柔らかい雰囲気の岡本は、人見知りのれなにとって安心して話せる相手になっていた。
幹事「えー、みなさん食事も終わったようですので、すべてのお皿を自動カウント機に入れてからバスへ戻ってください!」
岡本「これ結構楽しいよね〜、5枚入れるとガチャ出来るし。友達の話なんだけど、ここにスマホ落としちゃったやつがいて大変だったらしいよ(笑)」
れな「そういう人いるんですね(笑)あ!ガチャ当たったみたいですよ!!」
岡本「ホントだ!れなちゃんにあげる!」
れな「ありがとうございます。あ、お寿司のマグネットでした!結構クオリティ高いですね」
岡本「そういえば、れなちゃん、あの三つの寿司ネタしか食べてなかったよね?!他は苦手なの?」
れな「別に苦手ではないですよ。回転寿司来る時は一貫ずつトレードしながら食べるんです。でも、今日はその相手がいなかったので、一番好きなネタだけ食べてました(笑)」
岡本「彼氏?」
れな「いえ、いえ(笑)幼馴染です」
岡本「幼馴染って女の子?」
れな「えーと。。。男です。。。」
岡本「いきなりだけど、れなちゃんって彼氏いるの?」
れな「いないです」
岡本「その幼馴染は彼氏候補にはならないのかな?」
れな「さぁどうでしょうか。兄妹みたいな感じなので。。。」
岡本「そうなんだ。でも、その幼馴染が羨ましいな。れなちゃんと一緒に回転寿司とか来れて(笑)」
れな「そーですね(笑)」
そんな事を話しながら、二人でバスへ戻って行った。