• テキストサイズ

(R18) Moulin Rouge (HQ)

第11章 xxx 10.指名予約



「ん、ふ……あっ、んん」

 堅治は横たわったまま、舌だけで私を弄ぶ。
 遊び人を自称するだけあって、そのテクというか、技術はすばらしく女の身体を知り尽くしているようだった。

 なんか、似てるな。ふと思う。

 端正な顔立ちも、色素が薄めな茶色い髪も、女の子を扱う仕草も。及川徹によく似てる。

 徹くんから残虐性を引いて、鬼畜ペットプレイを付け足すと、堅治って感じかな。んん、ちょっと違うか。

「おい、何ボーッとしてんだよ」

「ふ、え?」

「今もしかして、他の男のこと考えてた? ……考えてたよね?」

 するどい。あと怖い。

 怒った堅治の声音に戦慄したが、時既になんとやら。私は彼から引き剥がされて、あっという間にベッドに組み敷かれてしまう。

 近づいてくる彼の唇。
 キス、してくれるの?

「……っ痛、……っ!!!」

 噛まれたのは耳たぶだった。
 ピアスホールが千切れるんじゃないかってくらい、強く、鋭く、堅治の歯が食いこんでくる。

「お仕置き……いや、躾?」

 クスリと笑った彼はそう言って、硬度を取り戻した屹立を、濡れた私に押しつけた。

/ 254ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp