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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第11章 xxx 10.指名予約



「あっ、ん、んんっ……す、ごい」

「ちゃんとイケそう……?」

「ん、うん、……も、イッちゃ、あっ」

 堅治の細く引き締まった腰がビクンと跳ねて、指が痛くなるくらいの収縮を感じた。

 イッた、よね。よかった。
 ちょっとホッとしてゆるゆると指を動かすと、息も絶え絶えに堅治が身を捩る。

「はぁ、っ……マジ、最高」

 とろんと瞳を潤ませる彼。
 生々しい引っかき傷が残る背中に、汗がまるい雫となって浮かんでいる。

 一体どこのネコに引っかかれたんだか……いや、タチって可能性も……まあそんな下世話な話は置いておくとして。

「指、抜いても平気?」

「……ん、っいいよ」

 律儀にご主人さまの許可をとって指を引き抜く。

 思った以上に熱かったナカにいたせいで、外の空気がとても冷たく感じた。

「あー……きもちかった」

 堅治がベッドに仰向けになる。

 大きさが半分ほどになった彼自身からは、精液ともカウパーともつかない液体が、てろりと流れだしていた。

「よし、おいで」

 こちらを見ることもせずに手招きするご主人さま。ひどい扱われようだ。

 でも、うん、ドキドキする。
 こういうのも意外と嫌いじゃない、って思ってしまうあたり、私も大概マイノリティな性癖の持ち主なのだろう。

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