第11章 xxx 10.指名予約
彼に言われたとおりに中指にサックを付け替えて、再度、いやらしくテラついた彼を侵していった。
指が根元まで埋まったら、次はいよいよ前立腺の刺激だ。
陰茎の裏側あたりを押すようなイメージで、そっと、優しく。ちょうど第一関節を折るようにすると、そこにぷくりとしたシコリを感じる。
「んっ、……ぁ、そこ」
きゅう、堅治のナカがきつくなった。
ちゃんと場所を当てられたことで、妙な克服感と喜びが込みあげる。これじゃ本当に彼のペットだ。
ご主人さまがきもちいいと、私も、嬉しいの。
「もっと、……して、あっ、ん」
タオルケットに頬を付けてよがる堅治は色っぽくて、彼のそんな姿に、私の奥がグズグズと熱を上げる。
ご褒美を待ちわびるペットは健気に、ひたむきに、主人を満たそうと努力するのだ。
「ひ、ああっ、ん……っ!」
くちゅっぷちゅ
粘りのある独特な音が響く。
堅治の前立腺を指の腹でひっかくように押して、緩急をつけて、時々指を前後させる。
女性がされているのより、かなり穏やかな愛撫だが、彼の芯熱は着実に高まっているようだ。
ひときわ堅治の襞がキツくなって、四方から指を締めつける。
彼を襲うのは甘美な、絶頂感。