第11章 xxx 10.指名予約
「やっ、いやっ……ああんっ!」
「まだまだこんなモンじゃ許さないよー? もっと泣いてくんなきゃ……ほら、もっとだよ……っ」
堅治は、サディスティックを通りこして鬼畜だった。
いきなりショーツを脱がされたかと思えば、ローションでベタベタにされて、慣らしもせずに指を三本。しかも一番いいところをわざと外して、中をぐちゃぐちゃに掻き乱される。
イキたいのに、イケない。
欲しいところには絶対に触れてくれない。入口付近を前後したり、周りの襞を弄んだり。
何度も寸止めされて、頭がおかしくなりそう。
「あっ、やだぁ……っも、ツラい」
「ツラくさせてんだから当たり前だろ? でも、そんなんじゃ全然足りないよ」
彼は私の反応をよく観察している。
きもちいい場所はすぐに全部バレてしまった。
秘部を蹂躙する手を休めずに、堅治は、反対の手を胸に伸ばしてくる。
もちろん、なだらかな山の頂上には触ってもらえない。その周りをやわやわと揉まれ、焦らされるだけ。
『ジラしまくって搾れるだけ搾れ』
光太郎はそう言ってたけど、その言葉を私は、身をもって体現することになってしまった。