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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第10章 xxx 09.彼氏(仮)



「ん、んんっ……けん、ま……すごい、研磨のキス、激し……っ」

 とめどなく降り注ぐキスは嵐のように。唇を離そうとしても、そうはさせないと、強引にまた奪われる。

「は、あっ……カオリ」

 研磨の切なげな声は、彼に限界が近いことを知らせていた。

 そそり立った彼自身を扱く音が、私の水音と混ざりあう。くちゅ、ぐちゅ。聞くに耐えない卑猥な音が、空気を揺らす。

「も、俺……だめ、イッちゃう」

「んっ……私も、いっしょに」

 交錯する視線は今宵もっとも熱い。

 互いの痴態に乱された理性は真っ白に飛び、そして、せりあがる快感が全身を駆けめぐる。

 下腹部に強いオーガズムの波を感じた。
 研磨が果てるタイミングに合わせるようにして、自慰の指を速める。

「あっ、カオリ……ッイ、ク」

「きて、研磨っ……私も、もう」

「──……ッ!!」

 一緒に最後を楽しんだ私たちは、ほとんど同時にベッドに突っ伏して、互いの頬に軽くキスをした。

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