• テキストサイズ

(R18) Moulin Rouge (HQ)

第7章 xxx 06.本番禁止



「あ、っん……う、ぁ」

「もっと。もっと聞かせて?」

 煽れば煽るほど乱れていく。言葉で、視線で、快感で。私にできる全部を使って、岩泉さんの男の部分を掻き立てる。

 それが最高潮に高まれば、そこからあとは──堕ちるだけ。

「カオリさん……っ」

「なあに?」

「舐めて、……っください」

 全部言い切らないうちに彼がまた口元を押さえるから、最後はくぐもって聞こえたのだけれど。やっと彼との壁がなくなった気分。

 素直におねだりしてくれた。
 人気クラブのホストを束ねる、硬派そうな彼が、だ。

 優越にも似た快感が私の脳を痺れさせる。もっともっと彼を堕としたい。私以外、見られなくなるくらい。

「ひっ、ああ……っ」

 充分に湿らせた口内に彼自身を迎えいれる。

 強く吸って、舌の腹で舐って、音をたてて引き抜く。根元に添えた手も一緒に使って、休むことなく刺激を与えつづける。

 控えめだったはずの岩泉さんの手。
 今では私の後頭部に添えられてて、時折、奥まで咥えてほしそうに押さえつけてくる。

 見上げれば、そこには快感によがって首を反らす彼。筋張った太い首。左右に伸びた鎖骨が、すごく綺麗。

/ 254ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp