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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第7章 xxx 06.本番禁止



 皮は掴まずに手のひらだけを上下させて、岩泉さんのいいところを探す。根元、竿、繋ぎ目、先端……あ、ちょっと腰が動いた。

「ここ、好き?」

 脹れて赤くなった亀頭を、ちょん、と指でつついた。彼は恥ずかしそうに目を逸らす。なかなか素直になってくれない。

 そっぽを向いてしまった頬にキスをして、そのまま、耳たぶに優しく歯を立てる。「教えてほしいな」吐息混じりにそう囁けば、彼は、やがて観念したように小さく頷いた。

「っん、ぁ……」

 彼の好きなところを執拗に扱く。
 たちまち漏れだす甘ったるい声。普段の話し声からは想像もつかない、いやらしい声。

 男の人の喘ぎ声って、本当にかわいい。

「濡れてきちゃいましたネ」

 ほら、と手を開いてみせて、見せつける。

「これ、全部、岩泉さんの」
 
 自身の先走りをみた彼はとても複雑そうな顔をした。照れと興奮が混ざったような、なんとも言えない顔。ああ、その気持ち、すごくよく分かる。

 恥ずかしくて目を背けたい。
 でも、それがどうしようもなく、きもちいい。

 羞恥心を利用した快感はいとも簡単に理性を奪う。最高の、媚薬だ。

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