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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第6章 xxx 05.不夜城



「あんのクソホストども……」

「岩泉さん、落ちついて、深呼吸」

 あっという間にやってきた翌営業日。
 店のオープンに出勤するなり、不機嫌丸出しの光太郎に迎えられた私は、岩泉さんとふたりで仕事部屋にいた。

 ご予約が入ったのだ。
 クラブキャッスルご一同さまから。

【ハジメの童貞卒業を、僕らは、全力で応援します】というご丁寧なメッセージ付きで。

「……余計なことバラしやがって」

 ベッドに腰掛ける岩泉さんは、項垂れて両手で顔を覆っている。その耳たぶは早朝に見たときと変わらず、やっぱりとても赤かった。










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