第18章 xxx ending √3:TETSURO
はじめは噛み合っていなかったカオリのナカも、いまや俺にピタリと嵌まって纏わりついてくる。
ぐぷっ ぬちゅ
陰茎を射し込むときよりも、抜き去るときの方が、水音が大きい。
彼女は止むことなく蜜を溢れさせる。ゴムをしてなかったら、とっくに果てていたことだろう。
「あっ、ぁ、も……ッダメ……!」
「んー……もうちょい、我慢、して?」
「やあっ、む、り……イ、く」
必死で絶頂をこらえるカオリ。
頬は紅潮して、眦には涙。切なげに歪んだ眉。サラサラの前髪から覗くおでこには、玉のような汗が光ってる。
「……っ堪んねえな、その顔……絶対他の男に見せんじゃねえぞ」
「ん、わかっ……ぁ、んっ、鉄朗、だけ……っだよ」
「!! おま、突然、名前呼んだりっ……それ、反則、だろ……っ」
一気に増した射精感。
もう、無理だ。
これ以上堪えられない。
カオリに覆い被さってその身体を抱き、激しく腰を打ちつける。ベッドが軋んで。互いの嬌声が入り乱れて。
彼女が達するのと同時に、ヒクつく膣奥で俺は果てていった。
「は、ぁ……ハァ……ッ」
部屋に満ちる吐息はどちらのものやら。繋がりも解き放たずに抱きあって、愛の余韻に身をゆだねる。
「…………カオリ」
呼ぶだけで幸せが溢れだす。
「……なに、黒尾」
ったく素直じゃないんだよな。
でも、そんなお前が誰よりも、何よりも、大切だよ。カオリ。お前を愛してる。
うっすらと汗をまとう小さな額にキスをして、俺は、この愛を生涯守り抜こうと、──誓った。