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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第17章  xxx ending √2:KEIJI



「と、突然どうし、……っんん」

 ドサッ

 渇いた音がしてベッドに縺れこむ。
 マットレスに沈む背中。吸い取られていく水滴。彼のキスに唇を塞がれて、喋ることすらできない。

 変だ。やっぱり何かおかしい。

 京治さんは明らかにいつもと違う。違うのだけれど、その違和感の正体が分からない。

 漠然とした不安。恐怖。
 言葉にできない、何か。ゾワゾワと背後から忍び寄ってくる。

「け、じ……さんっ、」

「カオリ……好きだよ」

「んっ、んんっ……!」

 問おうとして、遮られる。
 何も聞かないでくれ。まるでそう言われてるみたい。切羽詰まったようなキス。苦しげな、彼の目元。

「……挿れていい?」

 結局、何が彼をそうさせるのか分からないまま。私は熱に浮かされて、流されて、眼前の京治さんを受け入れる。

 ピッ、と破かれる袋。ゴムの匂い。

 避妊具をまとった彼が秘部に当てがわれた。くぷ、入ってくる。尖端、竿、根元まで。彼自身でナカが満たされる。

「あ、はぁ……っ奥、当たって、」

「……うん、当ててる」

「んっ、や、ああ……っ!」

 硬くなった屹立に最奥を突きあげられて、視界が白むような錯覚に襲われた。きつく、きつく、私を抱く京治さんの腕。

 前後に揺さぶられて。
 彼の吐息が聞こえる。

「カオリ、……っ好き」

 好き。お前のことが、好き。

 何度も、何度も、耳元で繰りかえす彼。その愛に煽られて、私はやがて昇りつめる。下腹部からせりあがるのは絶頂感だ。

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