第4章 xxx 03.新規一名
ぬめりを増した互いが密着して、絡み、こすれる。ぐちゅぐちゅと音が鳴れば背筋が震え、言いようのない快感が突きぬけた。
「あんっ、ん、孝支ぃ」
「ああっ……マリン、俺、もう」
「でちゃう……っ?」
「ん、うん……イッちゃう」
キスを離しては、名残惜しそうに。またひとつ唇を重ねて、彼の芯熱は上昇していく。
荒くなった息が熱い。
私を抱く腕が、熱い。
キツく抱きしめられて揺さぶられ、それがさらに激しくなった。
「う、あっ……出る……!」
「んっ、いっぱいちょうだい」
感じるのは小刻みな痙攣。それから、噛み殺すような孝支くんの呼吸だ。射精された白濁が抱きあう私たちの腹部を濡らしていく。
「はー……頭ぼうっとする」
「ふふ。きもちよかった?」
「こんなに喘いだの、初めてだ」
腕の力をゆるめて気怠げに微笑む彼は、照れたように言って触れるだけのキスをしてくれた。