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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第16章 xxx ending √1:TORU



 一度は傷つけてしまったそこ。
 爪が当たってしまわないようにと、慎重に指を押し進める。

 すごい、熱い。
 外に溢れたそれとは比べものにならないくらい、ぬるぬるしてる。

 根元まで埋めた状態でナカを弄る。恥骨の裏あたり。ちょっとザラザラした部分を、指の柔らかいところでひっかく。

「ああっ、あ……っんん……!」

 カオリが首を横に振って、涙をためる。潤んだ瞳。かわいいな。あれ、ええと、そう。

「カオリってチワワみたい」

「……っ? それ、今言うことじゃ、な……っあ、ん……!」

 ナカの引っかかりをこする手を速めると、彼女は会話すらできなくなって。漏れる嬌声はどこまでも淫猥だ。

 限界が近づいてきた、かな。

 カオリは腰を反らせて、白く美しい頤を俺に晒している。えっちな眺め。でも、最高にきれい。

「カオリ、……イキそう?」

「ん、うんっ……も、イ、っちゃ」

「いいよ、いっぱいちょうだい」

 空いてるほうの腕で彼女を抱き締めた。強く、きつく、絶対に離れないように。

 俺の胸に縋って悶えるおでこ。
 堪らない。愛おしすぎて、こっちがどうにかなっちゃいそうだ。

 セックスなんて一種のスポーツだと思ってた。客を堕とすための道具でしかなかった。

 なんて寂しい人生だったんだろ。

「カオリ」

 俺の愛しいカオリ。

「……きて」

 耳元に唇を寄せて囁けば、彼女は腰を痙攣させて、ぎゅうっと俺に抱きついてくる。

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