第16章 xxx ending √1:TORU
中心にある蕾はぷくりと膨れ、淡い桃色になって俺を誘う。舐めたい、なんて、今まで思ったことなかったのに。
小指の先よりも幾分小さなそこ。ゆっくり、ゆっくり、唇を近づけていく。
やばい。すげえ、緊張する。
全身が心臓になったみたい。
「ひ、あっ……!」
触れさせるだけのキスをした。それだけで、カオリの腰が大きく跳ねる。あ、すごい、入口からなんか溢れてきた。
とろとろの粘液を指で絡めとる。
指の腹を擦り合わせると、ヌチュヌチュといやらしい音が響いた。
「すごい……えっちな愛液、ほら」
悪戯っぽく囁く。
たちまち彼女の顔が羞恥に染まって、むくり、俺のナカで欲が頭をもたげはじめる。
もっと濡らしてあげたい。
もっと淫らな顔が見たい。
湧きあがる熱に浮かされて、深く、深く、カオリ自身に唇を重ねた。蜜で溢れるそこを舌先で舐る。舌に浸した愛液を蕾に塗りつける。
そのまま口内に含んで蕾を転がすと、彼女はますます身を捩って乱れていく。溺れていく。
「あ、んんっ……そこ、あっ」
「俺の舌、きもちい?」
「んっ、うん……きもち、い」
「じゃあこれは?どう?」
「あっ! ん、やぁぁ……っ」
誰にも聞かせられないエッチな会話。彼女の好きな突起を咥えたまま、中指を火照った体内に侵入させていく。