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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第4章 xxx 03.新規一名



 手のひらに垂らしたボディソープを丹念に泡立てて、髪とおなじく控えめな色の下生えを洗う。

 モコモコの泡が全体に行き渡ったのを確認して、それから、まだ萎えている彼自身へと手を滑らせた。

「っん、……!」

 ピクン、と脈打つ引き締まった腰。
 男性にしては細いそのウエストに反対の手を這わせて、徐々に下におろしていく。

 筋肉質な臀部をつたって、アリの門渡り、皮袋。丁寧に泡で揉みこんで、前後から挟むように陰部を洗った。

「おっきくなっちゃいましたネ」

「や、マジで、……きもちくて。
その……お姉さん凄く上手だから」

「マリンでいいですよ」

「あ、うん……わかった」

 だんだん緊張が解れてきたかな。
 ずっと強張っていた表情が柔らかくなってきたのを見て、ちょっと安心した。他人行儀のままだと色々と不便だし。

「じゃあ流しちゃいますね」

 言いながら微笑むと、彼もふにゃりと笑う。泡を綺麗に流してタオルで拭き取り、私たちは再びベッドへと移動した。

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