第4章 xxx 03.新規一名
「シャワー浴びましょっか」
60分に設定したタイマーがちゃんと動いているのを確認して、私はブラのホックを外した。待機しているときから下着姿なので、着脱するのは楽である。
中には女の子を脱がす楽しみを好む客もいるので、そういう場合はコスプレ各種、お取り揃えしております。
「あ、えっと……じゃあ
俺も脱ぐ、感じですよね」
「脱がしてあげます?」
「えっ!やっ!じ、自分で
脱げますからダイジョブ!」
光太郎に負けないくらい白い肌を真っ赤にして、爽やかくんは慌てたように服を脱いでいった。ちょっとかわいい。
彼は全裸。私はショーツ姿。
互いに準備ができたのを確認して、シャワー室に入る。
人ひとり入るのもやっとな空間。
縦長の箱に身体を押しこむと、いやでも肌が触れあってしまう。
「や、ばい……心臓出そう」
「ふふ。お兄さんかわいい」
首元のほうまで赤くなってる彼の、ニキビひとつない綺麗な背中に、つう、と人差し指を這わせた。
「もっとかわいいところ
見せてください……ね?」