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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第13章 extra xxx 001



 彼の頬は赤く上気して、それでも、僅かに残された理性でどうにか耐えているように見えた。

 ああ、じれったいな、もう。

「おねだりできないの? 悪い子だなあ……じゃあ、俺が手伝ってあげるね」

 言い放ってすぐカオリの首根っこを掴み、更に強く彼自身に押しつける。

 尚も頑なに拒もうとする耳元のピンクゴールド、梟をモチーフにした、小さなピアス。そこへ唇を寄せて、低く言葉をかけた。

「どうしたのカオリちゃん……お前の大好きな岩ちゃんだよ? とっとと咥えてあげなよ。それとも何、ケージの方がよかった? お前みたいな尻軽女ってさ、俺、殺したいくらい大嫌いなんだよね」

「……も、やめ、て……っ」

 耳障りな声が聞こえる。
 なんともか弱そうに肩まで震えさせちゃって。それが余計に俺の苛立ちを煽るのにね。

 わかってないなホント。

「純情ぶってんなよ……お前、風俗嬢だろ? ならちゃんと仕事しな。金ならいくらでも払ってやるからサ」

 とことんまで陵辱してやる。
 この女がボロボロになって、二度と立ち直れなくなるまで。

 それで岩ちゃんは、精神崩壊したこいつを見て泣けばいい。怒ればいい。

 最愛の人を傷物にした俺を、嫌って、嫌って、嫌って、一生憎めばいいんだ。

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