第13章 extra xxx 001
彼の頬は赤く上気して、それでも、僅かに残された理性でどうにか耐えているように見えた。
ああ、じれったいな、もう。
「おねだりできないの? 悪い子だなあ……じゃあ、俺が手伝ってあげるね」
言い放ってすぐカオリの首根っこを掴み、更に強く彼自身に押しつける。
尚も頑なに拒もうとする耳元のピンクゴールド、梟をモチーフにした、小さなピアス。そこへ唇を寄せて、低く言葉をかけた。
「どうしたのカオリちゃん……お前の大好きな岩ちゃんだよ? とっとと咥えてあげなよ。それとも何、ケージの方がよかった? お前みたいな尻軽女ってさ、俺、殺したいくらい大嫌いなんだよね」
「……も、やめ、て……っ」
耳障りな声が聞こえる。
なんともか弱そうに肩まで震えさせちゃって。それが余計に俺の苛立ちを煽るのにね。
わかってないなホント。
「純情ぶってんなよ……お前、風俗嬢だろ? ならちゃんと仕事しな。金ならいくらでも払ってやるからサ」
とことんまで陵辱してやる。
この女がボロボロになって、二度と立ち直れなくなるまで。
それで岩ちゃんは、精神崩壊したこいつを見て泣けばいい。怒ればいい。
最愛の人を傷物にした俺を、嫌って、嫌って、嫌って、一生憎めばいいんだ。