第13章 extra xxx 001
薬の影響を受けた彼の身体はびっくりするほど正直だ。思春期の少年でもあるまいに、カオリの胸を見ただけでズボンが苦しげに膨んでしまっている。
その恥ずかしい欲を解放して外に出してやると、質量を増した彼自身が上を向いてそそり立った。
「きもちよくしてやんなよ」
眼前に突き付けられた屹立に目を丸くする彼女。いやいや、と弱々しく首を振っているが、そんなことしたって俺が許すはずもない。
「やれよ、……ほら」
口元が彼の尖端に当たるように、カオリの後頭部を押さえつけた。
逃げようとするから力を籠める。
グシャ、と艶のいい毛髪が乱れて、カオリは彼の股間に顔を埋める体勢になった。
「……っ、ん、……っ!」
意識混濁。彼は朦朧としてる。
でも、薬は容赦なくその効果を発揮してるらしい。ちょっとカオリの唇が触れただけで腰が跳ねるほどだ。
通常では計り知れない快感が、下半身から腹の底を通って全身を駆けめぐり、脳髄までをも痺れさせる。
「うん、分かるよ岩ちゃん……これすっごくキクよね。だからさ、もっともっと良くしてほしいでしょ?」
彼はもちろん何も答えられない。
まあ、返事なんか最初から求めてないんだけどさ。
「さあ、おねだりしてごらん」
「………おね、だ、り?」
「そうだよ。俺のを咥えてください、ってこの商売女にお願いするの。ね、やれるよね? ……早くやれよ」