第12章 xxx 11.幽閉
ぬちゅ、と左右に開かれる感覚。それから内壁を異物感が押し割って、ナカの感触を確かめるように侵入してくる。
「あっという間に入っちゃうね」
「や、ぁっ……言わな、いで」
「言ってほしいくせに。嘘つき」
言葉と指の両方に凌辱される。
京治さんの甘やかな声が、細くて美しい指が、私をどろどろにして弄ぶ。
ナカを擦る刺激が一本増やされると、信じられないくらいの快感が下腹部を襲った。
なに、これ、イクのと違う。
尿意にも似てるような何か。
その何かがお腹の奥を熱くして、頭がおかしくなりそう。
「い、や……っそれ、やだ」
「それ、って……これ?」
「ひっ、あああっ……!」
一番弱いところを執拗に擦られて身体が弓なりになる。痛いくらいに収縮する蜜壺から、愛液とはまた違う、サラリとした透明の液体が迸った。
これって、潮、だよね。
「初めてだった?」
「……はい」
「へえ、なんか嬉しい」
京治さんは濡れた手で口元を隠して、クスクスと笑みを漏らす。
「交換しなきゃね、これ」
包帯にまで浸みてしまったらしい。
シミのできた白い布を見せつけられて、私は顔が熱くなるのを感じた。