第12章 xxx 11.幽閉
乳房の中心を指で、掌で、くりくりと転がされる。小刻みな快感の波に反応して腰が跳ねる。
「っん、ふ、……っ」
私の太腿がもどかしそうに動いているのを知ってか、知らずか。京治さんは胸への愛撫をやめて、手を下へ下へと滑らせた。
向かう先は熱を帯びて彼を待つ、私自身。花弁のなかを蜜で満たして、快感が与えられるときを待っている。
「あっ! ん……っ」
まるで電気が走ったみたい。
彼がそこに触れただけで身体が痺れて、一気に愛液が溢れだしてきた。
ナカに入りきらない蜜がとろり、入口から垂れて、後ろのほうを伝っているのが分かる。
「すげえ、……ぬるぬる」
やけに生々しく。妖艶に。
耳元でからかうように囁かれて、羞恥と悦楽の狭間で身悶えする。
恥ずかしい、けど、もっと言って。もっと聞かせて。お前はえっちだね、って嘲るように笑ってほしい。
「……っ京、治さん」
誘うような声音で彼の名前を呼んだ。
自ら脚を開いてみせて、蜜口が彼からよく見えるようにする。
「見て、ほしいの……もっと」
私のいやらしいところ、見て?
貴方でこんなに濡れちゃったの。
恥を捨てて痴態を晒す。淫らに乱れて、壊れて、泥濘にはまっていく。
「……変態」
しとどに濡れた私の花芯を見下げて、京治さんが嗤(わら)った。