第1章 第一章
中学生デビューと同時にスパイデビューした俺は中、高、大で学校生活とスパイ活動の両立に苦労していた。
スパイはヒマな時は本当にヒマなのだが忙しい時は一ヶ月以上海外に居ることもあった。その為、学校では不登校少年というイメージがついてしまった。
それでも一度も留年せずに大学まで卒業し、ようやくスパイ活動に専念することができるようになった。
ある時はテロ組織に潜入して壊滅させたり。外交関係の悪い国の国家機密を盗んできたりとスリルたっぷりの生活を二十五歳まで続けてきた。
そして二十五の時に俺はある仕事を受けた。それは過去を遡って逃げている歴史修正主義者を捕獲(もしくは殺す)という簡単な仕事だった。
修正主義者を追うため俺もそいつが逃げた時間(今から二百四十数年前のギリシャ)へと乗り込んで修正主義者を消滅させたがそこである事に巻き込まれ、結局俺はスパイを一時休業し政府の斡旋で審神者へとなった。
(この時の主人公の話は必ず書きますが、ここから筆者の大好きなもう一つの作品が入り、本編にも密接に関わる…予定です。気になる方は書かれている時代を検索してみてください。」