第2章 大切なきみ
「 和くん、心理テスト信じなさそう 」
「 まあ信じないけど嫌いじゃない 」
「 信じないのになんでやるの?」
「 人の反応とか見るの楽しい 」
変な沈黙が続いた後に
和くんらしい、とが笑う。
人の反応が好きなのが私らしいって
ただの変態じゃねえか。
我ながら馬鹿な回答をしてしまった。
「 今から5匹の動物と一緒に
砂漠を旅をします 」
いきなり言った私の言葉に
は戸惑いを見せながらも
興味津々の笑みを見せる。
さあ二宮の心理テストタ〜イム。
「 しかし旅を進めていく中で
順番に1匹ずつ動物をその場に
置いていかないといけません。
動物は、馬、牛、猿、虎、羊です。
最後まで一緒に旅するのは?」
「 砂漠を旅するなら
ラクダがいてくれたらいいのに 」
「 あなた根底から心理テストを
覆すようなこと言うよね 」
そんな考えで
よく友達と心理テストできたな。
友達もさぞ大変だっただろう。
「 褒め言葉として受け取ります 」
「 褒めてないですが答えをどうぞ 」
最後まで残したものが
人生で最も大切なもの。
馬は仕事。
牛は食べ物。
猿は子ども。
虎はプライド。
羊は恋人。
心理テストなんて信じないけど
ちょっと答えに期待し...
「 1番最初に置いてくのは羊かな 」
見事に切られましたね私。
瞬殺すぎて変な声出た。
「 羊は運動嫌いそうだから
1番に置いていってあげる。
それに1番好きな動物だし
置いていってあげた方が
幸せだと思うんだよね、暑いし。
良い人が代わりに
お世話してくれるはず 」
何よその答え。
ちょっと嬉しくなるじゃん。
地味に運度嫌いって当たってるし。
にやける口元を
手ですっと隠した。
傘で結局見られないのに。