第4章 変わらない君
「 それなのに理由も聞かずに
除け払うなんて彼氏失格だよ... 」
彼の言葉が槍のように胸に刺さった。
うっすら思っていたことを
自覚させられたから。
「 事前に言ってなかった
ちゃんも悪いかもしれない。
でも代わりに俺が謝るから
頼むから側にいてあげて。
ちゃんは死なずに済んだから
俺たちみたいにならなくて済んだから
その分側にいてあげてほしい 」
出てけって言ったから?
信じなかったから?
彼氏失格だから?
だからはこうなった?
「 ごめん... ごめんっ... 」
その場に泣き崩れるように
体が膝から地面に落ちた。
本当に彼氏失格だ...
「 謝るならちゃんと
ちゃんに謝らないと 」
相葉さんに連れられて
の病室に向かう。
なんて優しい人なんだろう。
もしこんな人が浮気相手だったら
私なんて勝ち目なかっただろうな。
「 ... 」
至る所に包帯やガーゼをつけた。
また自己険悪に陥りそうになる。
目を閉じたままのに
何度も何度も謝った。
聞こえてないから意味ないのに。
いつもと一緒だ。
自分が悪いって気づくのは
がいなくなってから。
これが彼氏失格ということだ。
ずっと前から彼氏失格だった。