第4章 変わらない君
「 それが喧嘩の原因?
俺と浮気してるって...?」
なんで喧嘩のこと知ってんのよ。
見事にご名答なんだけどね。
「 なんで... 」
「 はい?」
囁き声で何か言った相葉さん。
聞こえなくてイラついて聞き返す。
「 なんで出てけなんて言ったの?
彼氏ならちゃんと信じてあげてよ!」
感情を乱したかのように
いきなり大声を上げた彼を
呆気にとられたまま見つめた。
「 何のことですか... 」
「 事故の前に電話があった。
二宮君と喧嘩してどうしようって。
あんなに怒ってるのは初めてで
もう終わりかもって泣いてた。
なんでちゃんの
言うこと信じてあげなかったの?」
私の肩を持って
必死に話す相葉さん。
何が彼をそんなに熱くしてるんだ。
「 何を信じろって言うんですか 」
「 俺と一緒にいた理由 」
「 理由なんて関係ないでしょ!」
私もつい大きな声をあげてしまう。
2人でいたことはも認めた。
私にとってはその事実だけが
認めたくないものだった。
「 二人でいた理由も聞かなかったの?
聞かないで出てけって言ったの?」
相葉という人にまた
肩をガシッと掴まれた。
涙が流れた目がじっと私を見つめる。
「 親友の墓参りでも?
俺の彼女でちゃんの
親友の墓参りでも?」
何もかも止まってしまったかのように
唖然として何もできなかった。
何も聞きたくないと思ってしまったのは
悪いのは全部私だって分かってるから。
相葉さんはそんな私の肩を離して
近くの椅子に座って話し始めた。
「 彼女が死んでから
落ち込んでた俺を
ずっと励ましてくれてた。
もうずいぶん前のことだけどね。
二宮君と付き合う前かもしれない。
一緒に頑張ろうって。
そんな関わりなかったのにさ
親友の彼氏だからって。
俺が立ち直ってからは
幸せそうに君のこと話してた。
呆れるくらい君の話ばっかで。
大好きなんだなって 」
こんな状況でも胸が暖かくなるのは
それほどが好きだから。
どうしてこうも言われないと
のことを
信じれなかったんだろう。
私は... 私には...