第18章 朝から一体何なんだ(グダグダ)ー小南、ペイン、暁ー

｢浅ましくても悩ましくてももォいいから！何!?寝苦しくてどうしたの!?｣

｢喉が乾いたの、ペイン｣

｢･･･････へえ？｣

｢･･･････何、その返事？｣

｢別に。ただへえって思っただけブッ｣

｢暁のリーダーたるあなたがへえ!?何てザマなの、ペイン!!!!｣

｢お前もう俺を殴り付けたいだけなんだろ!?パンパンパンパン暁のリーダーたる俺を殴りまくって何言ってんだ、この鼻紙女ッ!｣

｢･･････鼻紙女？｣

｢いや。･････あの、ちょっと･･････間違えちゃった感じ？････あ、違うよね。ちょっとじゃなくて、こう････退っ引きなく間違えちゃったよね？･･････謝って間に合うかしら？リーダー死んじゃう？永訣の朝？そういう感じ？なら後二時間は寝てたかったなあ。いやいやいやいやいや･･･あの、ゴメンね、小南？｣

｢二度目はないわよ、ヘイ、ペイン｣

｢･････････｣

｢問題です｣

｢････ハイ｣

｢ここに氷の塊があります｣

｢････ハイ｣

｢私は喉が乾いています｣

｢････はあ｣

｢さて、この氷は何に使うのでしょうか？｣

｢････溶かして呑む？｣

｢････････あなたバカなの？ペイン｣

｢喉が乾いてるんだろ？｣

｢こぉおりの塊っつったらかき氷だべさ、うがりゃあぁぁぁあ!!!!!!｣







｢････それで朝からかき氷かよ。マジ何やってンの、アンタら｣

黄色いシロップでジャブジャブになったかき氷を見詰めて、飛段が情けない顔をした。

｢バカだな。やっぱバカだ、うちのリーダーは。うん｣

｢止めろ、デイダラ。人をそう悪し様に言うものではない･･････ところで白玉と餡子はいつ出て来るんだ？｣

｢そんなモノあるか。大体お前の氷はブルーハワイで真っ青だろうが。そんなものに餡子と白玉をのせるつもりか？｣

｢･･･替えてくれ、角都｣

｢黙って食え。甘物はお前の血肉だろう、イタチ｣

｢･･･鬼鮫｣

｢私のはメロンだか青リンゴだか知れないド緑の液体がかかってますがね。少なくとも緑だからって抹茶じゃありませんよ、これは。それでも良ければどうぞ。何であれ食べませんから、私は｣

｢･･･こんなに悲しいかき氷は初めてだ･･･｣

｢練乳ならあるわよ？かける？｣