第18章 朝から一体何なんだ(グダグダ)ー小南、ペイン、暁ー
「問題です」
「・・・・はが?は?・・・・・へ?何時だ、今?」
「朝五時二十一分」
「あ?は?五時?何だ、どうした、こ、小南?」
「問題です」
「も、問題が起きたのか?なんだ?何があった?」
「問題は起きていません。問題を出されているのです」
「・・・・・・・・ね、寝ていい?」
「駄目」
「駄目ってちょっと、俺眠・・・ぐぅうはッ!」
「問題です」
「大問題だよ!何で?何で今腹パンしたの!?体重かかってたよね!?内蔵はみ出る勢いだったよね!?」
「オハヨウ、ペインくん。今日ノ君ノ任務ニツイテ話ソウ」
「う、裏声!?スパイ大作戦ン!?この上爆発する気!?だめだめだめ、朝から何なの、こな・・・・ぅがっは・・・・・ッ」
「ここに氷の塊があります」
「・・・ぐはッ、げ・・・ぅえ!!!こ、小南!?もう起きてるから渾身の腹パンは止めて!?ぅうえ、えはッ・・・・は、吐いちゃうから。寝起きの酸っぱい胃液出ちゃうから!」
「吐いたらコロス」
「吐かなくても死なされそうだから焦ってんだ、こっちゃあ!!!何なんだ、氷が何だってんだ!!??」
「寝苦しい夜だったわね、ペイン」
「・・・・凄い置き去り感のある切り替えの速さだが、怖いからまあいい。確かに寝苦しかったがそれがどうした?」
「蒸し暑い上、あなたの浅ましい寝相に振り回されて、私はろくに眠れなかったわ」
「お前に三度寝台から蹴り落とされた俺の何が何だって?」
「あ?」
「・・・何でもありません。で、氷が何ですか?その塊を腹にストライクして欲しいんですか?」
「・・・あぁ?」
「・・・・違うよね。ゴメン、小南。悪かった。謝るからこっち見ないで。言ったらチビれる程怖い、あなたの顔ぉうふッ」
「殴らせないで、ペイン。手が痛いわ」
「っかぁー、鼻は止めろ、止めてくれ。鼻って鍛わさんないんだぞ?流石のリーダーもお手上げなんだからな?」
「よし、よく言った。鼻以外ならパンパンに鍛え上がってるんだな?立ち上がって両手を後ろに組め」
「・・・・小南さん。どこ見て何言ってんですか?そこは永遠に男の泣き所ですよ?アンタッチャブルですよ?おわかり?」
「じゃ鼻出せ」
「だから!朝から何なの、何プレイ、コレ!?」
「私はお前の浅ましい寝相に・・・」