第9章 詮無き問答(グダグダ)ー飛段、サソリ、角都ー
「・・・・俺ァ新作のアイディアが浮かんだ。次は手が三本の傀儡だ。仕上がったらテメエらの頭ァ引っ付かんで目からマグマが噴き出るくらいぶっつけてやらァ。真ん中でダイヤモンドも砕ける勢いだ。揃ってくたばれ三バカども」
「・・・どんだけ暇なんですか、サソリさん・・」
「ぷふッ、手が三本?毛が三本?どっち?」
「ダハハハ!毛が三本!ツムツム!六十回フィーバー!」
「だかわしい!!!そもそも何だって禅問答なんかおっ始めようとしやがった!?」
「・・・・どうして禅問答と解っていて飛段さんと一緒に説破をハッパにしちゃうんですかね、サソリさんは。ハッパは磯の先代。でなきゃ岩石を火薬で砕く事ですよ。ソモサン来たら、ハッパじゃなくてセッパ」
「あ、寸詰まりが赤くなった」
「寸詰まり言うな!」
「言い出しっぺはアンタでしょーがヨ?」
「おー、ハッパは確かにアンタらンとこの先代だァな。ハハ、突っ込み遅ェよ、牡蠣殻ァ」
「お二人が面白かったものですからそのままでもいいかとも思いまして・・・什麼生、説破ならぬ発破も新しい。問答のニューウェーブ誕生の瞬間ですよ。興奮しますねえ。波及して下さいよ、是非」
「薄笑いしながら好きな事言ってンじゃねぇぞ、バ牡蠣殻。クソ感じ悪ィなテメエってヤツは・・・」
「私は相手の色に染まる素直な人間です。私の感じが悪いとすれば、それは貴方の感じが悪いという事です。byテレサ・テン」
「テレサ・テン引き合いにすんな!アジアの歌姫だぞ、あ?テメエなんざテレサ・テンに較べりゃ月と蚤のクソだ、このダシガラ。要するに鬼鮫の躾が悪ィってこったな。破れ鍋に綴じ蓋のガラクタカップルだ、テメエらは」
「アンタと相方も破れ鍋に綴じ蓋のナイスコンビっスよ?」
「寸詰まった進撃の巨人は黙ってろ」
「え?クリスタ?」
「図々しい事嬉しそうに抜かすな!テメエは襲って来る方!クリスタに殺られる方だ、バカタレ!」
「だってしょうがないじゃない?世界は残酷なんだから?にゃはッ」
「人の話を聞けええェェ!!!!」
「うるさいぞ。何の騒ぎだ」
「お、角都ゥ。オメエ、ソモサン、ハッパって知ってッか?」
「・・・什麼生説破の事か?何だ飛段、お前ぶっせんでも読んだか?」
「ぶっせん!懐かしいスね!三条クン萌え!」
「ぶっせんと言えばつまんだ。断然雲信押し!」