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閑話休題?ーNARUTOー

第9章 詮無き問答(グダグダ)ー飛段、サソリ、角都ー


「什麼生!!」

「説破!!」

藻裾と牡蠣殻のバカ二人が急にデカい声を出したので、広間にいたサソリと飛段は飛び上がった。

日頃喧しいながら決して声は大きくない二人が、唐突に大声を出したのだから予想外にビビりが入る。

「ななななな何!?そもさん?誰?ソレ?は、はっぱ?六十二だっけ?六十だっけ?」

「デケェ声出してんじゃねえぞ、バカどもが!びっくりしたらアドレナリンが出過ぎっだろうが!!猛毒なんだぞ、クソッタレ!」

「はあ?」

椅子から立ち上がって各々構えつつ、口々に喚く飛段とサソリに磯のバカコンビはきょとんとした。

「何ビビってんスか。案外小心者スね、アンタら」

「テメエの起こす小声で喧しいって奇跡の怪奇現象に無理矢理慣れてやった矢先に恩を仇で返しやがって、寸詰まりが!」

「あはははは、怪奇現象って、はははは」

「・・・牡蠣殻、オメエここでバカ笑いとかよ、そンなんだからサソリに嫌われんじゃねえの?俺が言うのもなンかも知んねえけどよ、空気読め?」

「オメエはオメエでハッパは六十二でも六十でもねえ!六十四だ、アホが!」

「はン?まさかの六十四?ンだっけか?九九で六十四なんて出て来た?サソリ、テメエ人ォ担いでンじゃねぇぞ?あ?」

「文句があんなら中国人に言えや!遣唐使に乗って妹子と一緒に行っちまえ!帰ってくんな。船を沈めろ。船と沈め!海溝と船の間に挟まって長生きして世界の七不思議になりやがれ!」

「サソリさんは放っておいても怒ってばっかで量販店が束になっても捌ききれないほどアドレナリンを常時大量生産してるじゃないですか。ハハハ、今更猛毒?そんなモン、貴方がまだ生きてるくらいなんですからね、たかが知れてますよ。バカらしい」

「牡蠣殻さん寸詰まりのオッサンにはホント容赦ないデスよねー。余っ程合わねんだ、この二人」

「す、寸詰まり!?俺がか!?」

「寸詰まりじゃん。そいともチビのがいいか?相方とお揃いのが落ち着くか?どっちにしたって人の事言ってる場合じゃねえスよ、アンタも。セノビック呑め?」

「ゲハハハハ、セノビック!ブッ、ダハハハ」

「成る程ここでバカ笑いとか嫌われる訳ですね・・・わかりましたよ、飛段さん」

「ん?わかったか?そりゃ良かった。じゃもうすんなヨ?仲良くしろよな。だはー、俺ってば大人じゃね?」


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