第7章 エヴァ二十周年ーデイ、飛段、サソリ、鬼鮫、カンクロウ、シノ
「・・・・本気だな、油谷?」
「・・・・綾波仲間のお前まで言うか。俺は油女だ」
「サイゼリア?行く行く!アタシ、辛味チキンとドリアとフォッカチオとアイスティラミスな!!」
「油谷の奢りかァ?なら俺も行かァ。ミサトの話もしたりねえしよオ。なあ、歌舞伎クン?アンタも行くだろ?」
「呑んでもいいなら行ってもいいじゃん」
「いーよねえ、油谷クン?いいってヨ?」
「いや飛段、油女何も言ってねえし。可哀想だろ?・・・オイラ、ピザが食いてえな。うん。ピザだな」
「ピザいいですねえ。二つ頼んで半分ずつ分けませんか?サイゼリア、ワインのマグナムが千円なんですよ!?泣けてきますよ、サイゼリア万歳!」
「いや、そらいいけどどこ行ってたんだよ、牡蠣殻。あ?鬼鮫に説教食らってたのか?またかよ。アンタも難儀だな、うん。ピザ食って元気出せ、な、うん?」
「言っときますがね、デイダラ。この人とピザなんか食べたら口から火を吹きますよ?タバスコの味しかしないピザをシェアする事になるんですよ?自分が辛好みだからとは言え、良かれと思って、いいですか、良かれと思ってそういう恐ろしい事をする人ですよ、この人は」
「いいじゃん。呑むなら辛い方がいいじゃん?俺ビールにタバスコ振んの好きだけど?」
「ビアバスターですか?あれは美味しいですね。呑み続けるとだらけがちなビールの味を引き締めてくれます。しかしあなたはそれにタバスコ半瓶使いますか?私はそういうレベルの話をしているんです」
「ダハハ、罰ゲームじゃねぇか!!バッカじゃねぇの。面白ェなァ、おい」
「牡蠣殻さんの舌はゾンビだからなァ・・・・あッ!油谷とカワイイオッサンが逃げたぞ!駄目だ、今日はサイゼリアで朝までエヴァ祭なんだぞ。逃がしゃしねえ!」
「がはははは、朝までかよ。バカばっかりだな」
「じゃ来んなよ、飛段はよ、うん?」
「バッカ、バカと言やぁ俺だろォがよ!行くよ?行きますよ?おい、歌舞伎クン、来いよ」
「・・・何か怖くなって来たじゃん。このメンバーで入店させて貰えんの?いや、わかった、俺も行くよ、行きますよ、止めてくれ!男に手なんか引っ張られたくねえ!!」
「牡蠣殻ァ、ピザはマルゲリータとパンチェッタでいいか?うん?」
「ハイハイ!アタシも食べる。アンチョビも頼んで三人で分けましょうゼ」