第7章 エヴァ二十周年ーデイ、飛段、サソリ、鬼鮫、カンクロウ、シノ
「生きてるこっちが死んだテメエを呪ってやるよ。五六回死ね。バ牡蠣殻」
「ゲハハハ、角都並みじゃねえか、すげェな牡蠣殻ァ」
「死ななくても何遍も死にかけてんじゃん?案外しぶといじゃん。エヴァに乗ったらいんじゃん?」
「責任が生じた瞬間死にそうですね、この人の場合」
「エヴァのパイロットは悩みがなくては務まらない。ガンダムもまた然り。精神性が要求される職業なのだ。サンライズ万歳」
「じゃこの人には務まりませんね」
「一人でノリ突っ込みかましながら戦うようなパイロットじゃエヴァもガンダムも恥辱で自爆しやがりますよォ。ね、牡蠣殻さん?」
「・・・ねって言われても返し辛いですね・・・恥辱で自爆するような繊細なモンはこっちから願い下げですよ。どんだけパイロットに気を使わせる気ですか。メンドくさい」
「そのメンドくささがいんじゃん?メンドくさくなかったら、トウジじゃなくてシンジが死んでんじゃん?」
「ダハハ、俺なんかも瞬殺じゃねえか?受けるわ!死なねえけどな、俺ァ」
「オメエなんざ手足かけた瞬間自爆スイッチ入れられるわ。エヴァなめんな」
「サソリさんはアレですか?どうでもエヴァを爆発させたいんですか?芸術ですか?」
「えッ!?旦那、とうとうオイラにひれ伏しちゃうのか!?マジ!?うん?」
「ひれ伏すって何だ?テメエらまとめてみんな死ね。サードインパクト食らえ」
「人類補完計画・・・穴だらけだが響きのいい計画だ。惣流アスカのビンタ万歳・・・」
「ビンタ好きかい、油谷くん。君の闇も深そうだねェ?ウーン、人類補完計画ねェ・・・アレどうよ?シンジみてぇなミソッカスに人類左右されちまっていいんですかね?てか碇指令、実は凄い息子バカ?いや、ただのバカ?」
「バカだろ」
「・・・オメエが言うと何かこう・・・救いがねえってェか、碇指令が底抜けに見えてくんな、凄ェぞ、飛段。うん」
「皆さんシンジくんはお嫌いなようですね。まあ主役は往々にして嫌われがちなものですが」
「嫌いってェか、訳わかんねェじゃん?何でアイツあんなモテんの?レイとかアスカとかはまぁいいけどよ、何ミサトとまでキスしちゃってンの、あのチェリーボーイは?エヴァデビューも大概にしろっての。世の中なめてんじゃん。早ェとこ使徒撲滅してシンジのめくるめくリア充ライフにピリオド打てって話じゃん」