第3章 雑談ー角都、サソリー
「薄暗いというか面倒というか、成る程人に簡単だの安易だの言うだけあってややこしい趣味だな」
「屈折したものを感じますね」
「これで艦コレやプリキュアも好きなのだからな。深層心理の乱反射だ」
「今クールはうしとらですよ!私はだんとつ山ン本押しです。凶羅と九印も捨てがたい・・・」
「・・・そういう嗜好を鬼鮫の前で晒すなよ。一日考え込むぞアイツは」
「うしとらか・・・オーケンの歌ァ悪くねェ。筋肉少女帯な」
「パントラインとぼーくーをー照らしてくれーって、カラオケ行きたくなりますね」
「カラオケか。今ならこいそめしを歌うな、俺は」
「!!!!」
「こいそめェしこいそめし。いい歌だ。方言バージョンで歌うからお前達合いの手を入れろ」
「冗談じゃねえ、ぶっ壊れたのか角都?いきなり完膚なきまでぶっ壊れてンじゃねえぞ、ビックリするわ」
「Eテレお好きですか。ならおじゃる丸のサブちゃんを歌われたらいかがです?せめて」
「あれはイライラして来るから駄目だ。何がまったりまったりだ。少しは急げ」
「トータス松本はよ?ちーむ・をとめ座歌ってるテメエ見るよりゃマシだ。タマゴタマゴッつってあっためてろ」
「孵るまで待ってられるか」
「短気ですねえ。角都さんも。ボカロなんかいいんじゃないですか?速いですよ。鏡音レンなんか歌ったらいかがです?」
「酸欠になる。第一ボカロはあまねく小南の持ち歌だ。怖くて手など出せるか」
「わははははは、き、聴きたい!」
「大蛇丸のセレーナ・ゴメスも凄ェ」
「意表を突きますねえ・・・」
「飛段とデイダラのゆず」
「あらら?素敵じゃないですか?ソレ」
「リーダーのおおたか静流」
「ほおう」
「イタチのカヒミ・カリィ」
「イ、イタチさん、囁き系・・・?」
「鬼鮫のジャニス・ジョプリン」
「ウソ!?まじデスか!?だはははははは、なんじゃそりゃ!やさぐれてんな!!ハハハハハ」