第4章 運命の偽モノ恋愛の始まり。
し、しもーぬが、へ、部屋に来てしまった!!
く、来るなよ!何て言えないし。
勉強に困ることなんて無いし。
何かさー、それってワタルさんが私(・・・としもーぬ)を
馬鹿にしてるような、そんな感じ。
『さーて、何教えればいいのかなー??』
眼で分かる。
何かを欲しがっている。
「私、勉強出来るから」
『じゃあ、クイズ出してあげるよー』
・・・私はクイズが嫌いだ。
それがわかってて、だされるような、そんな気がする。
『俺のファンならさぁ、出来るかな~なんて思って((笑』
「・・・クイズ下野紘ってやつね」
『まぁ、簡単だから』
『第一問・・・
貴女が昔、僕をなんて呼んでいたでしょう。』
↑↑
はぁ?!・・・何それ・・・ww
「・・・ひー兄ちゃん」
『せーかい!よくわかったね』
『俺のこと、ひー兄ちゃんって呼んでくれたっていいんだよ?((笑』
その笑顔に、悪意が込められている気がする。
「お、お兄ちゃんなんて呼べないんだから!!」
・・・は、恥ずかしくなった。
これじゃあ、恋人よりかは、兄妹じゃん///
・・・望んでたものと違う。
これが恋なの?