第2章 ~恋~
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お風呂にはいって、1日の疲れを流す。
まだ水の含んでいる髪の毛をタオルでゴシゴシとして
乾かすのは後にした。
リビングにいこうとすると、戸の隙間から光が漏れていて
和くんが起きたことを意味する。
「和くん、ご飯あるよ?たべる?」
「ん、あとで」
クッションに顔を埋めて返事する和くん。
「…そ」
「明日香、ちょっとこっちおいで?」
顔を上げた和くんは、少し得意げで
なにを表してるかなんて、顔だけではさっぱりわからない
ちゃっかり自分の隣を手でトントンしている
「はーやーくー」
「う、うん」
「もっとこっち。ほら」
和くんに引き寄せられて、ピッタリと密着する太股。
「っちょ…どうしたの?」
「んー?なんでも。
ね、ぎゅってしてあげるからおいでよ」
どうしたんだろうと心配するほど、何かがおかしい
「ねえ、なにいってるの?なんか今日おかしいよ」
「…いいから」
そうやって抱き寄せられた私。
頬にあたる髪の毛がくすぐったくて、すこし身じろいする。
「ね、ちょっと…」
手で押し返そうにも、全く動じない。
「俺は、世界でいっちばん明日香が好き。
大好き。」
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