第1章 出会い
つぎのひは すばるくんときみくんと こうえんで あそぼうて やくそくしてました
あそびにいくまえに すばるくんときみくんに たつもつれてっていいか でんわしました
すばるくんもきみくんも すぐに
『えぇでぇー♪』
て いうてくれました
さっそく おおくらさんのおうちに たつをむかえに いきました
パタパタパタッて、かわいいあしおとをさして たつがやってきました
『あ、りゅーちゃんや♪あそぼ♪』
あー、やっぱり かわいいこやな♪
『なぁ、たつ、ほかにもおともだち いてもええか?』
ぼくが きくと
『いやや、ぼくは りゅーちゃんと あそびたいねん、ほかのこぉがおると、りゅーちゃん とられてしまうやん』
て、からだを くねくねさせながら イヤイヤってしてました
それが めっちゃかわいくて そのままたつとだけ あそびたかったけど すばるくんもきみくんも こうえんでまってるし おばちゃんにたのんで いっしょにこうえんに きてもらいました
こうえんのとこにつくと すばるくんときみくんが まっててくれました
『りゅーちゃんきたぁ‼』
『お、その子やな、でんわで言うてたかわいい子って♪』
すばるくんときみくんが たつにちかづいて あいさつしようとすると
『!!!』
びっくりしたのか たつがぼくのうしろに かくれてしまいました
そして たつがぼくのせなかに ぎゅーってしてきました
ぼくは うれしくて うれしくて ニヤニヤしました
いつもやったら あたらしいおともだちがくると
『なぁ、名まえ、なんて言うん?』
『おまえ、いくつ?』
とか たくさん しつもんするのに きょうは すばるくんもきみくんも
『まぁ、ええわ、なれてから いろいろきくわ、な?』
『おん、とりあえず、あそぼ‼』
と ぼくとたつを こうえんのなかに つれていきました