第2章 第二章 成長
てつぼうのとこにいくと、しんちゃんたちと、ほかに2人、男の子がおった。
クラスでぼくのまえのせきの子と、うしろのせきの子やった。
『ごめんなぁ、この子らも、さかあがり出来ひんいうて。それやったら、いっしょにおしえたろう思ってな。』
しんちゃんが いった。
しんちゃんって、人がこまってると むしできない人やから、まぁ、こうなるよな…ておもった。
ちっさいほうの子が、いっしょうけんめい さかあがりをしてた。
おっきいほうの子が、たかいこえで いっしょうけんめい
『りょーちゃん、がんばれ!もうすこしや!』
て おうえんしてた。
なんだか見ててホンワカする2人やな。
きづいたら、ぼくらも
『りょーちゃん、がんばれ!』
て、おうえんしてた。
顔を真っ赤にして、いっしょうけんめい さかあがりをする“りょーちゃん“は、めっちゃキラキラしてた。